「自分の行為の結果はコントロールできない」という地点にたどり着く。そこでは相手に対する過干渉は遠ざけられ、任せることや信頼することの重要性が見出される。計画通りに進むことより、予想外の生成を楽しむ。
東京工業大学「利他プロジェクト」(「利他とは何か」(集英社新書)より抜粋)
「良いことをすれば報われるという因果応報を私たちは考えてしまうが、そのようにはならないことを知りながら、なおかつ、良いことをすることで社会は成立するようなシステムで動いている」。この解釈が私の腹には落ちました。
理念が重要なのはシステムに合致しているからなのだろう。理念通りに真っすぐに考え行動すると自然に無理なく成立するのが経営。
私が理念開発に関わった複数の企業が理念通りに真っすぐに考え行動し、この10年で5倍を超える規模に成長しています。
反対に、理念は開発したが因果応報視点で迷ってしまった企業は、10年前と同じ規模のままという特徴があるように感じています。
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